気温と同様、水温も…

日中の暑さに、熱中症の危険を肌で感じる今日この頃。海ではもちろんですが、街でも水分補給と日差し対策は十分に。

夏休み期間に入り、人々の動きがなんとなく活発に(慌しく?)なってきているようです。イサナダイビングでも平日にサービスをご利用される方が増えてきました。2日前までにご予約いただければ平日も西海でのサービスを致しますので、お気軽に遊びに来て下さい!

只今の西海は快適です。水温はなんと28℃を越えるところも! 透明度も結構良かったりするので「当たれ」ば最高、リゾート気分です。

ドッシリ兄ちゃんとチョロチョロ弟この時期、さまざまな生き物が元気一杯に泳ぎまわっていますが、稚魚、幼魚が多く見られダイバーの目を楽しませてくれます。小さなイシモチやキンメモドキ、スカシテンジクダイの大きな群れもこれからの時期ですし、イサキは、縞がクッキリの幼魚から縞が消えかかった成魚まで、大きな群れの中で同時に見ることができます。ビーチでもアジアコショウダイの幼魚がウロウロ。成長段階が微妙に違う2匹を同時に見比べることが出来ます。


田中氏撮影:健在が確認されました!


うれしいのは以前ご紹介したハナヒゲウツボ。しばらく確認できなくなっていたので、何者かに喰われたのかご近所さんにいびりだされて引越ししたのかと心配していたのですが、同じ場所で元気に過ごしていることが確認されました。邪魔は極力しないので定住してね?。

夏本番を迎えて

連日暑い日が続きますが、いつも潜っていないとお皿の水が乾いちゃいそうです!

今回はイレギュラーツアーという事で高知県は「沖の島」へのツアー報告です。

心配された台風はどこへやら。海も穏やかで真夏の太陽がジリジリと照りつける好天気です。
松山6:00出発のラクラクスケジュールで、チャーターボートが待つ高知県宿毛市へ。内外ノ浦の港からボートへ乗り込み沖の島まで約40分の船旅です。

ポイントは沖の島の2大ポイントである(と、今のところ思っている)ソトガシラとトリノクビです。
ソトガシラではエントリーして深場の砂地でヤギ類やトゲトサカ類の林を散策。いろいろな生き物がカクレンボしているので細かいモノ好きには絶好ポイント。観察眼を養うのに最適です。クダゴンベのペアが寄り添っているのを見れたりします。水深を上げて岩場ポイントでは大きな岩場の隙間に潜むハタ類やメジナなどを見て、さらに浅場ではミドリイシ類の群生にキンギョハナダイソラスズメダイの群れに癒されました。

沖の島トリノクビ



2本目のトリノクビではアーチやトンネル、大きな根などの地形を楽しみ、浅場では見事なハードコーラルの群生を堪能しました。明るく温かい海のテーブルサンゴにカラフルな魚たち…。海中を漂いながら楽しむには最適のシチュエーションです。


8月にも沖の島ツアーを予定していますので、まだの人は是非! もうの人もさらに深く堪能しましょう!

森本氏撮影 大きさ分かるかな?


もちろんホームゲレンデの西海も侮り難し。前日のダイブでは大きなマダラエイが4枚確認されました。ダイバーグループの中を悠然と泳いでいく様は圧倒的です。


この時期は平日でもサービスを行っていますのでお気軽に潜りに来てくださいね?。

透明度は悪いものの…

梅雨明け最初の週末は、天気も良くて海もピカピカ…。
という、個人的なジンクスは数年前から崩れ去り、今回も天気は良いものの、海は数日前までの雨の影響か視界も5mほど…。

今回のOW海洋実習はさまざまな条件が重なり、西海&津島の豪華2本立て実習となりました。
初日は西海での実習。ホームゲレンデのビーチダイブで、透明度は残念ながら悪い中、細かいものを見ながら充実の実習初日も無事修了。応援ダイブに愛車で駆けつけた某氏(結構飛ばすゾ!)も、海のさまざまな楽しいお話を聞かせてくれました。

明けて2日目は津島で続きを。
宇和島のシーカヤックのチームが海岸清掃をしている傍ら、いそいそと実習ダイブにエントリーします。砂地にはタコ、ウチワザメ、ネジリンボウなどを確認し、海岸間際の藻場にはアジ、イシモチ、メジナなどの子供たちが群れていました。
この藻場の林は「癒し系お散歩コース」に最適で、フィンを脱いで海草を掻き分け掻き分け進むと、実にさまざまな生き物、特に稚魚、幼魚に出会うことができます。多くの生き物の産卵場所やゆりかごになっています。機会があればぜひ体験してください!
エキジットの際には、シーカヤックチームに貢献して空き缶を拾っておきました。できることから少しづつ。

2本目は田之浜沖の竹ヶ島です。浅い水深に見事なミドリイシ類の群生が見られるポイントで、これを見るのが目的だった実習チームは大満足! イサキの子の群れやオオモンハタ(結構デカイぞ!)に祝福され、無事にOW海洋実習を修了したのでした。
津島のサンゴが見たかった! 無事修了のお二人

追伸
過去ログ(2007年12月)で「ダイビング中に妙なモノを見つけてしまいました。」と報告しましたが、正体を明かすと、実は…「旧日本海軍の機雷」でした(結構やばいゾ!)。 すでに自衛隊によって撤去されていますのでご安心を。見てみたい方は津島マリンショップ内の証拠写真をどうぞ。

7月、8月のツアー情報 & イサナDSオープン

ついに四国地方も梅雨明け?!!!
今年の西海は、レア者出現に早くもヒートアップの予感です。

7月、8月は以下の日程でツアーを予定しますので、ぜひご参加下さい。

7/12(土).13(日)
7/20(日) 沖の島を予定
7/26(土).27(日)
8/9(土).10(日)
8/16(土).17(日)
8/23(土) 沖の島を予定
8/30(土).31(日)

8/16は愛南町のお祭りだそうで、夜は花火見物で楽しみましょう! ヨットで観覧も予定します。お申込はお早めに!

さらに、西海リゾート「イサナダイビングサービス」が、今年もオープンを迎えました。通常のツアーとは別に、7月?9月の3ヶ月間は毎日お好きなときにサービスを受け付けます。基本的には現地集合になりますが、3名以上のお申込みで松山発着のツアーとしますので、お仲間を誘ってお徳にご利用下さい。

あわせて、7/13からの毎週日曜日は松山発着日帰りツアーを行います。移動も「楽」に、ダイビングも「楽」しみましょう!

西海でついに確認! 

梅雨のさなか、蒸し暑い日が続きますがそろそろ明けてくれないかと期待している今日この頃。

そんな、雨もぱらつく28日、当ショップでは夏のオンシーズンを前にビーチクリーンが行われました。「ふるさとの海を大切にする」イサナダイビングの恒例行事です。今年は約40名のダイバーが集まり、ファンダイブや講習でお世話になっている海に感謝の気持ちをこめて海中清掃を行いました。
今年は空き缶の回収が多く見られましたが、中に入っていたタコの子がだいぶ迷惑を被ったようで、ワラワラと逃げ出す姿が5、6確認されました。住処を確保するのは陸上も海中も大変なようです…。
夜は好評のバーベキューで盛り上がりました。新鮮で豪華な食材が惜しげもなく調理され、大量のアルコール(最近はだいぶ減ったようですが)と共に皆の胃袋に収まっていきます。まだ経験していない方はぜひご参加ください! 

翌29日はファンダイブ。きれいになった海を存分に楽しみます。
個人的にビーチクリーンの翌日は期待の日で、何かが起こる予感がします。以前もビーチダイブでマダラトビエイが現れたりと、何かとサプライズがあるのです。

今年はどうかと思っていたら、なんとビッグサプライズが! 西海でハナヒゲウツボが確認されました!
森本氏撮影 ハナヒゲウツ坊

森会長撮影 動画から切り出したカット

まだまだ若い幼魚でしたが、数センチ出ていた頭を発見され今回の騒ぎとなりました。
今までも時々話は聞くことがあったのですが、その姿が確認されたのは初めてで(少なくとも当ショップでは)、見ていたダイバーは興奮の嵐。8名16の眼と4台のカメラ(ビデオ含む)が確認しました。普段は息の長いベテランダイバーたちが残圧20?30気圧で上がってくるようですから、その様子は推して知るべし。そのくらいの出来事でした。

さて、このハナヒゲウツボ君。今後の動向が気になるところですが、普段良く潜っているポイントですので、これからの追跡観察に期待したいもの。定住して成長の過程が観察できればいいのですが…。

ハナヒゲウツボは成長の過程で体色が変化しオスからメスに性転換する事が知られていますが、色黒の小僧っ子が、成長しても尻の青いヤツなのか、はたまた、ご婦人になったときに黄色いお尻になるのか覗いてみたい…って、この辺はセクハラに引っかかりますか?

追伸 他にもサカタザメが確認されたりと大忙しです。こちらも西海では珍魚の部類。
森本氏撮影 こちらも珍魚

旬な情報ではアオリイカやクマノミの産卵、ゼンゴ(アジの子)、キビナゴの群れなど、見所満載です。お見逃し無くぅ!