じっくりウォッチングを堪能しましょう!

初夏から真夏のシーズンにかけて、南からのお客様が多くいらっしゃいますが、今の時期はそれらのお客様もすっかりリラックスして定住生活を楽しんでいるようです。

なかでもミナミハコフグは性格の変化が顕著に見られるようで…。(←あくまで個人的な感想で、学術的な解説をするものではありません。)

初夏からだんだん目にするようになりますが、姿形はまんまるで、色も明るい鮮やかなレモン色。岩陰の奥の方でチラッと見え隠れする、とてもシャイな子です。
居心地がいいと定住してくれるので、一夏かけてゆっくり観察できるのですが、だんだん成長すると図太くなるのか、岩陰から遠出するようになりウロウロする姿が見られます。ですが、写真に撮ろうとするとすぐに隠れてしまいなかなか出てきません。どうかすると別の隙間からこっそり出てきてこちらの様子をじっと見てます。ニヤリと笑っているようにも見えるのですがまるで「トムとジェリー」のいたちごっこみたいです。よく見ると目つきもあまりいいとは言えないなあ。

他にも変わった所ではリュウグウベラギンポが水深12mほどの砂地でノンビリしてました。遠目に見ると太いヨウジウオ? 気になって近くに寄って見てみると背ビレの一部が長く伸びています。あまり見ることがないので彼も南からのお客さんでしょう。さっと砂に潜って隠れるのですが、首だけ出してこちらを見ている瞳のつぶらな事。ちょっと惚れたゾ。

さらにはニセモチノウオ。ベラ科の魚は多いのであまり見ないようにしている(だって名前覚えられないんだもの…)のですが、ブルーとオレンジの縦じまに、尻尾のグリーンがあまりにも美しかったので目を引いちゃいました。個体は少ないもののサンゴの周りで見かけることが出来るので、探してみては如何でしょうか? 本当にきれいです

キビナゴの群れは面白い
ワイドに見るといろいろな群れが全盛期を迎えております。イシモチ、キンメモドキ、アジ、キビナゴ、スズメダイなどなど。あたれば、魚の壁や天井、トルネードなどいろいろな形で楽しむことが出来ますのでこちらもお見逃しなく!
写真はキビナゴの群れを撮ったものですが、群れが次々を形を変えていく様子は非常に面白く、是非その目で見て欲しいものの一つです。

いい時期ですので、いろいろな海のシーンをじっくり観察して堪能してください! 


10月のツアー情報

朝晩は涼しくなったかなぁと思えば、日中は30℃を越える日もあったりして、体調管理に気を使う今日この頃。
我々にとって、暑い日が続くのはありがたい限りなのですが…。

10月は以下の日程でツアーを予定します。リーフチェックの時期ですので予定は流動的ですが、悪しからずご了承下さい。

10/11.12
10/19
10/26

また、これに限らず人数がそろうようならツアー開催しますので、ご希望がありましたらお気軽にお問合せ下さい。お待ちしております。

緊急ツアー情報

ここ、愛媛でも台風13号の影響が…。

9月20日、21日に予定されていた愛南町主催のダイビング交流会が中止になりました。残念ですが、ご了承ください。

そこで、イサナの通常ツアーとして
21日(日) 日帰り
23日(火) 日帰り
を、予定します。

特に21日は、まだ台風の影響が強く残ることも予想されるので様子を見ながらですが、23日はうまくいけば、良い潮を連れて来てくれてピカピカかも…。

詳しくはお気軽にお問い合わせください!

これからが本番!?

前回のログで、レア者続出の報に沸く西海をご紹介しましたが、自然相手は思うようには行かないものです。

ガイドという商売柄、お客さんには出来るだけいろいろ見て欲しいと努力はするものの、居ないときは徹底して居なかったりするもので。
「先日、ここでは○○が見られましたので、まだ居るかもしれません。」と予防線は張りつつ期待感を高めていくと…。

ハナヒゲウツボ → ×
ニシキフウライウオ → ×
クマドリカエルアンコウ → ×

と、あえなく3アウト。 
自然相手だから当然といえば当然で、確実を期すなら水族館に行け、ということになります。

とは言え、海況はかなり良い方で透明度もピカピカ。(←怪しい言い方だなぁ) 夏のギラギラしたピークを過ぎ、これからが海中も安定してきてジックリ楽しむにはいい季節です。切にそう願います。

細川氏撮影:夢に出そうな…一方、ビーチでは砂地這いずり系で楽しむと、ウミテングはいるわ、ネジリンボウはいるわで相変わらず賑やかです。

さらに珍客発見! メガネウオの登場です。今までも居ることは確認されてきましたが、なかなか発見しにくい所がレア。しばらく皆で囲んで楽しませていただきました。

細川氏撮影:砂から出るとしかし、いつ見ても感心するほどの悪人顔。いつも砂に隠れているので見た目を気にしないのか、それとも、陰険(?)に待ち伏せする性格が顔に出たのか。
ゲスト曰く、「夢に見そう…」 正にその通りです。

ケド、砂から出るとなんとなくメタボな感じがキュートなの。