今年も綺麗になりました!

毎年6月下旬に行われる西海ビーチクリーンですが、今年も当クラブ会員の有志、愛南町役場職員、宇和島海上保安部などから、総勢約40名の参加を得て行われました。

お疲れでした!のダイバーチームいつもお世話になっている西海にほんの少しだけ恩返ししようと言う趣旨ですが、ダイバーらしく海中散歩を楽しみながら目に付いたゴミを拾ってもらうとてもユル?いイベントです。
今年で15回を数えるビーチクリーンですが、シャカリキにならずファンダイブに毛が生えた程度のユルさが長続きしている秘訣かもしれません(笑)。

ここ数年、ゴミの量は少なめで以前のように驚くようなゴミ()のサルベージはなくなりましたが、ビン、缶、ビニール類は目に付きます。湾の一番奥に位置しているため、流れ着いて溜まってしまうのはしょうがないのかもしれません。
※例えばタイヤにホイールにハンドルにバッテリーとか、布団とか、自転車1台とかとか…。

皆さんの苦労の結晶ですとは言え、ここは海中公園の窓口とも言える水中展望船乗り場ですのできれいにしておくのは大事なことです。
愛南町地域振興課の岡田氏、南宇和観光協会の山下氏にも感謝のお言葉をいただき、少しは役に立っているのではと、我々もうれしい限りです。
そんなこんなで、鹿島コーラルビーチでの2本目とあわせて、ユル?いなりにゴミを回収させていただきました。

夜は慰労会と言うことで、ふんだんの海の幸で1杯(い?っぱい?)。船長さんからも差し入れをたくさん頂戴し美味しくいただきました。

翌日は綺麗になった西海でファンダイブ。
今回の善行のおかげか、梅雨の真っ只中なのに気が付けばピーカンの好天気。海況も良く、水温24℃、透明度もおまけして10m越え。この時期としては久しぶりに気持ちのいいダイビングを楽しむことが出来たと思います。

西海らしいソフトコーラルの林は回復傾向にあるのが確認され海中はです。イサキ(まだウリボウですが…)の群れやキビナゴ、イシモチ、ゼンゴ(アジの子)の群れもまだまだこれからが本番です。楽しみましょうね?!


週が明けて松山方面でもいくらかまとまった雨が降ったので安心して一言。

渇水の不安の中、僕たちの善行のせいでお天気になって申し訳ありませんでした!

7月、8月のツアー情報

暑い! 潜らんとどーもならんってな季節になってきました。これからはご覧の日程でツアーを行いますので、どんどんご参加下さい。

7/4.5
7/11.12
7/18.19
7/25.26
8/1.2
8/8.9
8/15.16
8/22.23
8/29.30


8/16の夜は西海花火大会も予定されています。大迫力の花火を楽しみたい方は是非どうぞ。

また、7月からは西海リゾート「イサナダイビングサービス」も平日オープンしますので、いつでもお好きなときに西海を楽しむことが出来るようになります。平日は現地集合となりますが、3名以上で松山発着もOKです。

さらに、毎週日曜日の松山発着日帰りツアーも行いますので、週末は楽に楽しむ西海ツアーを満喫してください!

ご予約は2日前までにお願いします。

【お問合せ、お申込み】
TEL:089-933-1376(松山)
TEL:0895-82-0011(西海)

レスキューコースの功罪?

次第に水温も上がってきてこの週末は22℃ほど。5?のワンピースでもそれなりに潜れる水温になってきました。

天候、海況も穏やかな海で粛々と始まったのがレスキューコースの海洋実習…。

ダイビングでのトラブルを未然に防ぐための知識・スキルを身に付ける講習ですが、自分の身を守る手段からバディを救助する方法までを練習しながら「楽しく」習得していきます。
セフティダイビングのためには多くのダイバーにぜひ受けて欲しいのですが…。

それなりの体力・気力を使います! 今回の受講者も曰く「バディとの体格の差がありすぎて…。」 かれこれシンドそうでした。

ダイバーを水面に連れて上がるイメージです水中のダイバーを水面まで連れて浮上し、ビーチ(ボート)までキャリングし、器材を外して陸に連れて上がります。それから蘇生法が始まるわけです。

これだけ大変なことを実習では行いますが、要するにレスキューする事がいかに大変かを分かってもらうのが目的の一つです。そうしなくてもすむように早い段階からトラブルの兆候を発見し対処したほうがいいよね、と感じてもらえば成功(?)です。そのほうが危険もないし簡単ですから。

DANのダイビング事故報告などを見ても、インストラクターとしてあらためて考えさせられることがいろいろあります。潜在している危険を発見し、十分に備える。100%出来れば予知能力も習得できそうですが…。
たかだか遊びのダイビング。自分の体と相談して、決して無茶はしないように。

水面下では、生き物の活動が活発になってきています。西海のクマノミも既に産卵の時期を向かえ、あちこちでダイバーが威嚇の的になっています。

クマノミに追っかけまわされるのも楽しく潜れればこそです。
事故を起こさないように、起こさせないようにちょっと気を配れば結果に現れてくると思うのですが。皆さんはどう思いますか?


真面目モードで問いかけて終わる…シリアスな感じを際立たせる手法ですなぁ。

新天地を求めて

大げさなタイトルですが、新しいポイント開発の調査ダイブです。時間があるとよく行っています。ちなみに水温は21℃ありました! 良かった…。

同じポイントだけではゲストの方に飽きられてしまうので、ポイント開発はサービス側の使命みたいなところもあります。もちろん我々の楽しみもありますが。お初ポイントはやはり楽しみですし、あわよくばレア者も、なんて期待もあります。

今回は冬場でも使えるビーチポイントを探しに行ったのですが、ショップからは約20分。小さな港からのエントリーです。岸に近い浅場にはハードコーラルの群生が広がり、テーブル状のミドリイシサンゴの他に、枝状のミドリイシサンゴが広い範囲に広がる景観が印象的でした。サンゴの隙間にはトノサマダイやスミツキトノサマダイの幼魚が目に付きます。サンゴが入り組んだ場所は格好の棲み家になりますから、スズメダイやイシモチ、ベラやチョウチョウウオの仲間などが群れで見られるのでカラフルな海中の世界をノンビリ楽しむ事が出来ました。
ナガレハナサンゴに舞うクマノミ(ちょっと文学的?)
他にもナガレハナサンゴハナガササンゴのコロニーが広がり、バリエーションに富んだサンゴ観察が出来ます。特にナガレハナサンゴは触手の蛍光色が美しく、水の流れにたなびく様子はずっと見てても飽きません。(←個人的な話ですが…)

サンゴがあるであろうことは最初から想像していたポイントでしたが、思った以上に群生の規模が大きく浅場の癒し系ポイントであることが判明しました。ただ、本格的に面白そうなエリアがエントリーしてから20分近く泳いだ(!)ところにあるため、いつでも誰でも楽しめるかと言うと「?」なポイントです。ボートでいけばいい話ですが…。それとも水中スクーター…?

さまざまな条件がうまく重なって初めて多くのゲストに満足していただけるポイントとなります。それを考えるといつも潜れるポイントって優秀なんだなぁ、とあらためて見直しちゃったりして。
とりあえず、今回のポイントもいずれご案内できればと思っています。乞うご期待!

そんなこんなで調査ダイブを終えたわけですが、ダイビングで味わうドキドキワクワクは、こういった冒険的要素が多いときに大きい気がします。それなら、毎回新ポイントで調査ダイブする?

ちゃんとしたガイディングが出来ないなぁ…。