またまたアップ忘れてました!

すみませんです


【スケロクウミタケハゼ】
年末の恒例行事として、大掃除をする家庭も多いだろう。家中をきれいにして、気持ちよく新年を迎えたいものである。
家の中をきれいにしたいのは、どうやら人も魚も同じようである。スケロクウミタケハゼは、住み家のサンゴをきれいに掃除して、自分の居場所を作っている。サンゴのポリプも邪魔になるらしく、すっかり取り除いてしまい、白い骨格が見えている。
スケロクを漢字で書くと助六となる。これは、歌舞伎の主人公の名前である。魚の名前を付けた学者さんには、大きな目と赤い模様が、助六の顔に見えたのだろう。
助六は、羽子板や凧に描かれ、正月の飾りにも使われている。今月号の写真は、スケロクとサンゴで、なかなか縁起が良さそうである。正月には、この写真を飾って祝うことにしよう。
(撮影地:鹿島)愛南サンゴを守る会 西尾知照